蕗のとう通信19 2008年12月18日(木) |
作品が並んだところを撮る前にそれぞれ撮影しているうちにカメラのバッテリーが無くなってしまったので数点紹介します。

紅葉をパステルで描いた作品です。しっとりとした感じの美しい風景画ですね。長く日本画を描いていらした作者はパステルで描いてもどこか柔らかでしっとりした感じになります。自分の良いところをどんどん追求していくと個性的な作品になると思います。

こちらもパステル作品。サンタの人形とろうそくとポインセチアをうまく組み合わせてクリスマスのイメージを出しています。長くパステルで制作している作者は水を使って水彩風にポインセチアや雪を描いたり、ぼかしの技法も工夫しています。

最後は同じくクリスマスのイメージの油絵です。暖かい黄色を使って光をうまく表現しています。とてもかわいい絵ですね。
『絵には想像力が大切だな〜』今日の感想です。
秋の風景は時間とともにどんどん色や雰囲気を変えていきます。朝自分が見た風景は午後にはまったく違った感じになってしまいます。そのとき大切なのは想像力。つまり心(頭)の中に描く力です。見た物は一度記憶して頭のなかで想像します。描くのはその想像した画像です。当然想像した物も時間とともに変わって行きますが絵を描きながらだんだん固まってきて新しいイメージができあがっていきます。絵を描くのが楽しいのはそのためではないでしょうか?
今日のようなサンタの人形のモチーフもイメージをどんどん膨らませて楽しい空間を作っていくことができます。リアルに描く絵も想像力が豊かな作品は写真にはない作者の感情や感動などがはいって絵の魅力になっていきます。しっかり目を見開いてよく見て、目を閉じて想像してみるときっと自分にしか描けない絵になっていくように思います。